大峯本宮 天河大辨財天社(天河神社)

神様に呼ばれる神社

天河神社の拝殿。鈴緒の先に五十鈴が結ばれています。

奈良の秘境、日本三大霊場「高野」「吉野」「熊野」を結んだ三角形の中心、風水的にも格別な位置に鎮座する「天河神社(天河辨財天)」。ここは底知れない奥深いパワーを感じる何とも不思議で魅力的な神社です。
神社の醸し出す雰囲気は木々の中で朱の美しさと気品が漂い、自然と一体化した独自のオーラを放っています。
天河神社でお祀りされている神様は「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)という水の神様。芸能や財運等を司る「辨財天」の別名でヒンズー教の女神「サラスバティ―」と同じ存在とされています。神話に伝わる「磐座(いわくら)」や「龍穴」が実際に確認された聖地でもあり、導かれた人が相応しい時期に辿り着けると言われています。

天河神社の拝殿、鈴緒の先には、神社の象徴である「五十鈴」が結ばれており、魂の進化に必要な三つの魂の状態、「いくむすび」「たるむすび」「たまずめむすび」を表しています。清らかな「五十鈴」の響きは三つの魂が一つに合わさり共鳴される心休まる鈴音で、魂を本来あるべき状態に戻し、潜在意識を高め、新たな運気を目覚めさせる力が得られます。
コロナ禍で疲れた心を浄化し新たな気持ちにさせてくれることでしょう。

■大峯本宮 天河大辨財天社
奈良県吉野郡天川村坪内107
https://www.tenkawa-jinja.or.jp/

(にこにこ新聞 2020年8月号掲載)

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