「食事療法で病気は改善、予防できる」という理念のもと長年に渡り、腎臓病患者さんの力になれるようにと定期的に勉強会を開催し、食事療法のアドバイスをされている藤井病院の雑賀先生。「実は腸がコロナの感染にも大きく影響していることが判ってきました」と話されます。
ある調査によると通常の検査で陰性化した後でも便で再検査した結果、陽性だったという人の報告があります。この1年の調査研究から、コロナウイルスは小腸で増殖し、いつまでも腸に潜んでいる可能性があることが判りました。
腸内環境と免疫力は、密接な関係にあるといわれています。体内の免疫細胞の大半が腸に集中しているため、この免疫細胞を活性化させることで免疫力の向上にもつながります。腸内環境を整えるには、発酵食品の納豆・味噌・ヨーグルト・ぬか漬けや、食物繊維の多い食品が効果的。これらの食品は出来れば毎日摂りたいもの。毎日の食事に気をつけているだけで病気もコロナも遠ざけることができるのです。
コロナウイルスは便に潜んでいるため、感染源として疑わしいのがトイレ。便座、ドアノブを清潔にし、蓋を開けたまま水を流さない、普段の手洗い以上に念入りに手を洗うことを心がけましょう。
現在、コロナの感染状況やワクチン接種に関する情報が錯綜しています。何が正しいのかと思われることも多いでしょうが、ただ一つの情報を鵜呑みにせず多くの情報の中からご自身で判断することが大切です。
まだまだ収束の兆しが見えないコロナですが、過度に恐れず、腸を元気にする食生活を心がけましょう。
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