南大阪〜地域密着型タウン新聞

成年年齢

 

羽衣学園 中学校・高等学校
校長 馬場 英明

 

 

「買い支え」

 

 最近、車の給油をしようとするたびにセルフのスタンドばかりになっている状況にハタと気づき、できる限りフルサービスのスタンドを選んでいます。という話を友人としていたら、「俺は新幹線に乗ったら、欲しくなくても必ず車内販売のコーヒーかアイスクリームを買うことにしている」と彼が言いだし、お互い買い支え続けようと意気投合しました。

 本校では、ICT教育をすすめ、効率よく学習できる環境を生徒に提供していますが、教育ではコスパ重視とか効率化が最善ではないと考えています。やはり、最後は人と人の「対面」が細やかな指導の基礎となり、より深い相互理解につながることは間違いありません。最先端とアナログな手法の適度なバランスが、本校の教育の良さの一つです。

2019.10月号 にこにこ新聞掲載

 


 

 羽衣学園高校は、台湾に姉妹校が2校あります。台湾の方も認めていますが、一口に台湾と言っても、北部と南部では人の気質が違います。台北の人はクールで少しとっつき難い人が多いのですが、高雄の人は関西人的でぐいぐいくる人が多く、大変親しみやすいです。本校の姉妹校はどちらも高雄にあるので、修学旅行で交流すると、毎回その熱烈歓迎ぶりに胸が熱くなります。それをきっかけに台湾が好きになり、高校卒業後に台湾の大学へ進学する生徒が増えてきました。本校では、校内で放課後に中国語講座を開講し、関係機関を通して確実に台湾の大学へ進学できる道筋をつけました。ただし、英語がそれなりのレベルであることは必須となります。台湾の大学を卒業し、3〜4か国語を操れれば、将来どこへ行っても生きていけるよと生徒に薦めています。

  2019.9月号 にこにこ新聞掲載


成年年齢

 

 7月21日は参議院選挙でした。成年年齢が引き下げられ、高校三年生の中には、選挙権を持つ生徒がいます。私は折にふれ、「選挙権を得たら必ず投票に行きなさい」と生徒に話をします。投票に行かないと、いわゆる「シルバー民主主義」の世の中になるよと言いますが、なかなかピントきていないようです。

 変わるのは、選挙権ばかりではありません。十八歳になれば保護者の同意なしにローンが組めたり、カードが作れたりします。学校でも消費者教育を実施していますが、消費者トラブルに遭わないように、リスクを充分理解させるのはなかなか厳しいものがあります。

 色々な心配をしていくときりがないのですが、大事な事は、困った時に相談できる大人が身近にいることだと思います。

 

2019.8月号 にこにこ新聞掲載

 

 

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