南大阪〜地域密着型タウン新聞

何のために通うのか

 

東大谷高等学校
校長 長尾 文孝

 

 

「生きる力」を身につけるために

 

 今、情報化、国際化、科学技術の進展等、社会では様々な変化が進み、今後さらに拡大・加速化していくでしょう。そのような社会で「生きる力」を身につけるために、①主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ姿勢が求められます。また②確かな知識や技能を習得し、③自らの課題を発見し解決するために、修得した知識を活用して考え、判断し、表現する力を養うことも必要となります。

 前回、高校生活を有意義なものにするために①目標の設定②達成のための計画と実行③振り返りと改善が重要であると書きました。これは「生きる力」を育むために大きな効果を発揮します。そして、お子様方が学校で学んだことを、ご家庭での話題にしてみてください。保護者の皆様の働きかけは、お子様方の「生きる力」を育む大きな原動力になるはずです。

 

2019.7月号 にこにこ新聞掲載


毎日を有意義に過ごすために

 

 学校に通うための目標設定の重要性について前回書きましたが、目標達成のためにはどう行動すれば良いのでしょう。それにはPDSサイクルの活用が効果的です。一般にはPDCAサイクルと呼ばれますが、本校では計画(Plan)実行(Do)振り返り(See)とし、これを繰り返し行うことで、計画通りに進まないといった失敗の繰り返しが減少し、効率的に計画を実行に移す事が可能になります。生徒にはスケジュール帳を持たせ、様々なスパンで計画を立てるよう指導しています。計画を立てることが重要なのであって、当然計画通りに進まないこともあるというアドバイスもしています。また、慣れない一年生には、まず日記のように日々の生活を記入し、一日ごとや週ごとに振り返ることで、自分の時間の使い方を把握するように勧めています。

 

2019.6月号 にこにこ新聞掲載


何のために通うのか

 

 新年度が始まって一ヶ月経ちました。新入生には「待っていても学校は何も指示しないですよ」と伝えています。高校生は、義務教育を終えてなお学習を続けていくことを自ら選んだはずですから、自分がしたい事やすべき事を意識して、積極的に取り組んで欲しいです。高校生活は人から言われてやらされるものであってはならないのです。しかし、「皆が行くから」「何となく」進学した子供たちはどこかで道に迷い、高校生活をやらされる事になっているかもしれません。そういう生徒には「今からでもいいから自分の目標を探そう。将来のことでも今のことでもいいですよ」とアドバイスします。ご家庭でも折に触れて「目標」をテーマに会話を持たれてはいかがでしょうか。

 

2019.5月号 にこにこ新聞掲載