2021-05-27
家賃は収入の30%を超えない範囲で予算を設定するというルールは世界共通の認識です。30%以内に抑えることで、他の生活費や人生における目標達成のための資金を確保することができるからです。残りの70%は、光熱費や食費などの生活必需品、外食や交際費などのお楽しみ費用、貯蓄や奨学金の返済等に充てられます。
さて、実家暮らしの人などもいるでしょう。そうした場合は代替案として50/30/20ルールも世界的に有名です。手取り収入の50%を生活必需品に、30%をご褒美支出に、20%を貯蓄に充てるというシンプルなものです。
実家暮らしの場合は生活必需品に50%もかからない場合もありますが、将来独立することを考えると、余った分は貯蓄にまわして将来の準備をした方が堅実でしょう。「家賃30%ルール」と「50/30/20予算ルール」の両方を考えながら家計管理をしてみると、ずぼらの人も家計を回しやすくなります。なぜなら固定費を十分に節約しておくことで、余剰資金が生まれるからです。娯楽費などは景気動向に合わせて自分で調整をしやすいです。電力プランや携帯電話の契約プランを見直す、自動車を保有するかどうかを念入りにシミュレーションをして選択をするなどが考えられます。常にお金を使う際に「生きていくのに必要?」かどうかを自問してから使うと良いかもしれません。
いかがでしょうか。「50/30/20ルール」のように大きなところをしっかりと抑えておけば日々1円単位の小さな節約はそれほど必要がなくなります。節約は大きなところから行うようにしましょう。
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