南大阪〜地域密着型タウン新聞

Vol.10 米中激突期の資産の守り方 海外投資が必要な理由

今回は、ジム・ロジャーズ著『大転換の時代 世界的投資家が予言』(プレジデント社)から米中貿易戦争が激化する中での資産の守り方について考えていきたいと思います。

 ロジャーズ氏は香港の問題やコロナショックが起こった2020年に発したお互いに対するひどい言葉が戦争の原因になり得ると懸念をしています。引き続き米中対立を見守る必要があり、資産運用をする際にも考慮に入れて投資対象を選ぶ必要がありそうです。国や通貨を間違えると資金を外に出せなくなったり、手持ちのお金が全部消えるリスクもあるとのこと。

 日本では個人が保有する金融資産は2020年9月末時点で1900兆円を超え、過去最高となりました。そのうち54%が現金・貯金で1034兆円と世界的にも比率が高いです。しかしロジャーズ氏は「戦争が起こらなかったとしても、日本でも銀行口座の封鎖リスクは十分存在する。国の債務が爆発的に増え、人口減少に歯止めがかからない中、日本に様々な危機が想定されるからだ。日本政府は国を支配したがり、国民は政府に従う傾向がある」とこちらにも警告をしています。

 ロジャーズ氏はブロック経済が進む中でも、今こそ資産を海外に分散すべきで「海外に移せば資産防衛だけでなく、国内ではお目にかかれないような様々な投資商品に巡りあうことができるし、それは大きなチャンスでもある」と言います。 

 海外投資と言っても詐欺的な商品もあるため、十分に注意をするべきです。手始めに米ドル建てのETF(上場投資信託)を使い、日本語で利用できる外資のオンライン証券などで練習を始めるなどが初心者には良いかもしれません。

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